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観察写真帖 川奈ビーチ('04/04)
camera: RICHO RR30 + DX3000, 内蔵ストロボ,LX-25ビデオライト(一部)
春濁り気味ということだけど、生物観察にはかえってありがたいくらい。なんとなく生物がのほほんとしてる気がするのですね。1本目は砂地を目指し、戻りつつ寄り道、というカンジで。コンパクトなフィールドにぎっしり詰まったバリエーションはさすが!川奈はホント面白いっす。1ヶ月前とはがらっと変わって水中はまさに春であった。超臆病ミクロジョーには今回会えず。
アサヒアナハゼ
標準和名: アサヒアナハゼ yg (カサゴ目カジカ科)
標準和名: ウミヒルモ (オモダカ目トチカガミ科)
最近お気に入りのコです。基本的にカオが好みなのですが、透明な第2背鰭、胸鰭、尻鰭がとてもいいカンジで見ごたえがあります!ナニやら物思いに耽っているような雰囲気があります。春だからね〜?カジカ系のお子達はあまり臆病でない印象がありますね。このコのようにある程度までの距離なら特にビビることもなかったり、あるいは好奇心が強いのか、少し距離を置いてこちらをじっと見ているコもいたりします。
アサヒアナハゼ :
ウミヒルモ :
ヒラミルミドリガイ
標準和名: ヒラミルミドリガイ (嚢舌目ゴクラクミドリガイ科)
標準和名: ミル (ミル目ミル科)
春らしい風情があってまことにヨロシイです。日本人でヨカッタ!とまで思ってしまいそうです。お名前も和風で、なかなか「ヤル」やつです。しかし、一歩間違えばグロ系?ココロ穏やかに鑑賞できるかどうかは見るヒトの精神状態にかかっているかもしれない。ええ、もちろん「いとをかし...」チームがヘンなのですが。
ヒラミルミドリガイ :
ミル :
クサハゼ
標準和名: クサハゼ yg (スズキ目ハゼ科)
成魚は体が長〜いが、まだ普通っぽい長さなので違うハゼの成魚かと思った。若魚というのがなんとなく春らしい。若魚と春はあまり関係ないかもしれないが、まあ気にしないことにしよう。美しい種であるが、若魚の場合は派手さが少なくて、でもキラリと光るモノがあって、なかなかヨロシイ。NHKの朝ドラのヒロインのようである。さて、このコも和風シンプル系の名前なのであった。「草餅」に匹敵するぞ。そういえばクサハゼは分類が変わる可能性が大きいらしい。草餅も総称だしな、すると「ヨモギハゼ」「ドクダミハゼ」とかに分かれるに違いない。
クサハゼ :
オグロクロユリハゼ
標準和名: オグロクロユリハゼ yg (スズキ目ハゼ科)
あちこちで数個体、砂地の水底から1mくらい上の所をふらふらと泳いでいた。動きと生息環境はハナハゼのようだけど、あまり警戒心がなくて、また、穴に逃げ込むということもなかった。ハナハゼだかオグロクロユリハゼだかは尾鰭がポイントなのだが、あいにくピンがきてなくてよくわからない。しかし他のピンボケ写真からなんとかわかったのは、「いわゆる伊豆型ハナハゼのピラピラではないフツーの二叉形」なのだがしかし!しかし!オグロクロユリハゼのトレードマークの「黒斑」も無いのであった???結局、瀬能先生のデータベースにあたってみるとこのパターンがいたのでオグロとしたけど、ハナハゼ付近は再分類要検討らしいので、これ以上の詮索はナンセンスかもね。
オグロクロユリハゼ :
フタホシニジギンポ
標準和名: フタホシニジギンポ (スズキ目イソギンポ科)
鰓蓋部と尾鰭基部に黒斑があるニジギンポ。はっきりわかる写真もあるのだが、ニジギンポらしい動きのこっちの写真を採用。ちなみにニジギンポはとにかく好きな種なのでシャッターを切りまくったのだが、デジのAFはこのコには一向に合わないのであった。これはのっぺりボディのせいだと思われる。デジのコントラスト検出方式は被写体に縦ライン(サカナ的に言うと横ライン)がないと正常動作しないからだ。今にして思えば背鰭の棘をターゲットにすればよかった(フツーならフツーにできるんだがなあ)。興奮してるとそんなことには思いいたらず、ただただ荒い息でムナシくピンボケ写真を量産するのであった。愛は盲目なのだ。
フタホシニジギンポ :
コブヌメリ
標準和名: コブヌメリ (スズキ目ネズッポ科)
ネズッポ軍団はニシキ、イッポン、ミヤケ、コウワン、などのアイドルを擁するが、それとはまったく路線の異なる。「裏ネズッポ」というものがあるのです(ない)。そしてその中心「ヌメリ系」のコブちゃんです。カオのブサイク度は仲間のトビヌメリにはやや劣りますが、やはりなかなかのもの。実は本人も気にしているのだ!近づくことはできるけど、カオの前に回りこむとスバヤク向きを変え、しつこく続けると逃げてしまいます。遊んでもらうには工夫が必要。
コブヌメリ :
ナヌカザメ
標準和名: ナヌカザメ 卵 (メジロザメ目トラザメ科)
標準和名: イソバナ (ヤギ目イソバナ科)
ナヌカザメの目ってドチザメと並んで「好きな目」なのだ。卵の状態で目が透けて見えるのってあるでしょう、イカとか?で、これもそれを期待してビデオライトでさんざん照らしてみた。非常にいい迷惑だったろうに、スマンスマン。もしかして、こんな無造作に産み付けられてるので、いろんなヤツらにいじくられて、生まれた頃には怒り爆発であのような「テメェ〜コンニャロー目」になるのでは?ところで、川奈では-20mより浅いですが、他では深いところにしか見られないようです。さすが川奈♪
ナヌカザメ :
イソバナ :
15件超えました
ヒメイカ
標準和名: ヒメイカ 卵 (ミミイカ目ヒメイカ科)
標準和名: アマモ (ヒルムシロ目ヒルムシロ科)
では卵シリーズ。ヒメイカ近くにいました。わりと無造作な気がしますが大きなお世話でしょうか?川奈の生き物たちは大らかなのか?
ヒメイカ :
アマモ :
15件超えました
ヤリイカ
標準和名: ヤリイカ 卵 (ツツイカ目ヤリイカ科)
卵シリーズ続きます。春だからまいいか。コレはよくわからないけど、ヤリイカ?そのままワサビ醤油で...。
ヤリイカ :
気になる
標準和名: タマシキゴカイ 卵 (---目タマシキゴカイ科)
卵シリーズに入れていいかどうかわからないけど...なんだか気になる。はっきりとはわからないけど、まさかホヤじゃないだろうな。
タマシキゴカイ : この画像だけです
シビレエイ
標準和名: シビレエイ (エイ目シビレエイ科)
川奈の海に来たら会っておきたいヤツです。前回来た後によ〜く調べたからなんとなく親近感がありあります。調べているとき、50〜60Vという適度(?)な電気量、その電気は捕食のために使うという、生態などなどに感動しました。だってあなた、電気出せますか?さて、見てくださいこのカオ。このコはとても愛嬌のある顔をしているのですよ。特に目がポイントですね。ふと思ったんですが、このコの写真撮ってる最中カメラの電池切れたら笑えるだろうな。
シビレエイ :
壮絶なOOO
標準和名: アメフラシ (無楯目アメフラシ科)
摂食、排泄、そしてOOOと欲望に区別がなくなっているようです。「This is 生きる」というカンジでしょうか?意味さっぱりわかりませんが。
アメフラシ :
ミュージカル?
標準和名: サンゴイソギンチャク (イソギンチャク目ハタゴイソギンチャク科)
のような「動き」を感じてしまいました。エビ探しとかでしか付き合うことが少ないイソギンチャクたちですが、単体でもなかなかだったりしますね。
サンゴイソギンチャク :
15件超えました
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