ヤバすぎです...コイツは。ヤマケイ「日本の海水魚」にほぼ同じ特徴を持ったヤツの写真があり、そちらでは「マスダオコゼ属の一種」とありましたが、私の写真を元に瀬能先生に同定依頼したところ、回答がありました。以下引用---「伊豆半島や四国柏島などで確認されている日本からは未記録のAcanthosphex leurynnisに同定されます。京都大学に標本を送ってありますが、今のところ正式に報告されていません。早く日本の魚として認められるよう、催促してみます（笑）。」--- 瀬能先生も苦笑いされてますね（笑）。

要するにまあ、まだ学術的にはちゃんと決めてないのよぉ、ということなのです。こんなときってなかなかフクザツな心境で、ヘンなもん掘り出しちゃったムフフ感はあるものの、やはり、ワダカマリ感もある。でも、どちらかというとウレシイほうですね。「おおぉー！コレハ！！」と思ってたヤツが「はあ、ナンタラの色バリでしょう」で終わってしまうのは悲しいです。

てなわけで、超マニアック、激ヤバ、変態好み...と賛辞は尽きないお子なのですが、単純に見てみても、とってもキュートなカワイ子ですよ。目もかわいいし、なんたってクロスケってのがくすぐられます。

ワレカラにはすっかりハマってしまっている私。今回最も撮影時間をかけたんじゃなかろか？キレイな色の個体ですね〜、ホレボレしますよ。鋭く輝くカマがステキ！

定番ミクロシリーズのウッシー、冬場からずっと観察されてます。

この辺りの砂地でよく見るイカさんです。ホタルイカに似ているせいか、ちょっとウマそうに見えます。イカはテレパシー使えそうなので、もしかすると悟られたかも...。

多少色を変えました。もう一枚の写真を見るとわかりますが、保護色を調整しているようにも見えます。しかし、相手からどう見えるかをなぜ自分がわかるのだろうか？！これはヒジョーにヤバそうなナゾだと思いませんか？！