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観察写真帖 川奈ビーチ('04/04)
camera: RICHO RR30 + DX3000, 内蔵ストロボ,LX-25ビデオライト(一部)
とりあえず旬のものは観とかないと、つことでダンゴ・ビクニンポイントをつなぎ、その中で寄り道。もちろんダンゴもビクニンも充分に時間がとれたが、寄り道がまた濃い!特にウミナメクジは圧巻であった。こんな状況を演出してくれるガイドやぎ氏からは「次回もっとグロいのいきます?」という誘いが...。
ダンゴウオ
標準和名: ダンゴウオ (カサゴ目ダンゴウオ科)
ダンゴウオはライトを当てるとくるくる回ってカオを背けるけど、回るだけで一向に逃げないのは何故?不思議だ。ま、いいとして。ダンゴの場合カオが面白いので、写真では正面顔を撮りたいわけですが、前述の習性のためにコツが必要です。ライトを当てながら回転をこちらがコントロールして、待ち伏せして撮るのですね。ダンゴの影を見ると横や後ろからのライティングになっているのがわかると思います。ならざるを得ないのですね。いや、外部ストロボがあればこんな苦労はしませんが...その苦労が楽しいんだって(笑)。
ダンゴウオ :
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ダンゴウオ
標準和名: ダンゴウオ (カサゴ目ダンゴウオ科)
結構大きくなった個体です。私の場合は左手にビデオライト、右手にデジカメを持って写真を撮っているのですが、つまり両手がふさがっているわけです。海藻が茂っている場合などそれがジャマで、結局ガイド氏などに手伝ってもらわねばならないことも多々あります。しかし、両手ふさがったままでこんなちいさなターゲットを見逃さないように動かないようにするというのは...なんというか修行のようでもあります。
ダンゴウオ :
15件超えました
スナビクニン
標準和名: スナビクニン (カサゴ目クサウオ科)
標準和名: カジメ (コンブ目コンブ科)
ダンゴにやや遅れて登場するやはり季節限定アイドルのお子です。色彩・模様の変異が多いのですが、今回のは白ゴマ風ですか。この個体はとてもヨイ子で、寄ってもわりと平気でした。基本的に深海魚系のクサウオというグループに属するのですが、この種だけは超浅場です。意外にも「日本の海水魚(山と渓谷社)」に記載がないのですが、ひと昔前まではいっさい注目されなかったということなのでしょうか。
スナビクニン :
カジメ :
うぉ〜!穴がない!
標準和名: コケギンポ (スズキ目コケギンポ科)
コケギンポが穴から出ていました、というか近寄るとかなりキョロキョロ、オタオタしています。逃げ込む穴が見当たらないようです。おかげで面白い写真が何枚も撮れました、カワイイですね〜。さて、背鰭にスカイブルーの斑紋が見られます。コケギンポの仲間は多くて、それらを同定するには穴に入ったままではせいぜい皮弁の形状しか材料にならず、キビシイ。私もこれまでは「ここには前からいるらしいから」とかいう程度で適当に決めていましたが、この斑紋はもう水戸の黄門様の印籠並みの威力があります!正真正銘「コケギンポ」の証ですよ(シズミイソコケギンポにもあるかもしれないが...まあよし)。ちなみにその後しばらく見ていると、なんとか穴を見つけました。よかったね♪
コケギンポ :
15件超えました
スジハゼ
標準和名: スジハゼ (スズキ目ハゼ科)
地味〜なハゼですね。しかし、ハゼマニアなので興味が湧いてしまいました(笑)。いま現在、キララハゼ属という分類になっていますが、メンバーを見るとなんとなく将来大幅に変わりそうな予感です。にしても「キララハゼ」という属名はどこからきたのかな?4つの長方形斑が特徴なので覚えてしまえば同定は簡単ですね。
スジハゼ :
アナハゼ
標準和名: アナハゼ (カサゴ目カジカ科)
ん〜、やはりカワイイですねぇ。川奈ではアサヒアナハゼとこのTheアナハゼをよく見ます。どちらの種もポーズ、シーンとも決まるし、モデルとしての能力が高い!捕食シーンも見たいな。「はーい、じゃあ、ちょっとパクッといってみようかぁ」とか言えばやってくれたりして。さて、これは書くか書くまいか悩んでいたのですが、こんな興味深い事実はやはり書かざるを得ないでしょう...アナハゼは非常に生殖突起つまりチ○ポが非常に大きいのです。で、あろうことか、とある地方ではアナハゼをチ○ポダシと呼ぶのです、ヒドイ。
アナハゼ :
ヤマドリ
標準和名: ヤマドリ (スズキ目ネズッポ科)
おなじみの武闘派ネズッポ。あいかわらず目つきが悪いです。寄っても、見くびられないようにするためかポーカーフェースです。「あんだよ、あんだよ、じろじろ見やがって、ナロー」と思っているに違いありません。色が変わらないうちにからかうのはやめときましょう。ホントかわいいヤツです。
ヤマドリ :
ミドリアマモウミウシ
標準和名: ミドリアマモウミウシ (嚢舌目ミドリアマモウミウシ科)
標準和名: アマモ (ヒルムシロ目ヒルムシロ科)
超ミクロウッシーまだいっぱいいます。
ミドリアマモウミウシ :
アマモ :
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ウミナメクジ
標準和名: ウミナメクジ (無楯目アメフラシ科)
標準和名: アマモ (ヒルムシロ目ヒルムシロ科)
これはある意味今回最もインパクトのある生き物だった。実は延々と遊んでもらったのだが、レンズを近づけると、もう鎌首(?)もたげて大変興奮されている様子!?ウッシーなのにこんなに激しい情緒?と驚愕するような動き。「ゴジラ大暴れ!」とか「暴走機関車!」とか「殿ご乱心」とか「猫まっしぐら」とかいった風な、もうほんとにすんごい状態だったのだ。なのに!なのにデジカメはその動きについていけず、ピンと合わず玉砕。そしてヤツはふっと熱が冷めたかのように大人しくなってしまったのだった。これはその写真。けだるさが漂ってます。ああ残念。ところで、この名前はひどすぎるぞ。なんとかしてあげたい(情が移ってる)。
ウミナメクジ :
アマモ :
15件超えました
カマテワレカラ
標準和名: カマテワレカラ (端脚目ワレカラ科)
鎌のような手なので「カマテ」というワレカラ。ちょっとちょっかいをだそうとすると、コイツも想像を絶する物凄い激しい動き!普段は擬態しててじーっとしてるのに、さすが水中生物。やるときはやるのだ!いざというとき、なぁ〜んもできん人間とは大違いなのだった。コイツにも感動させられてしまったなあ〜。
カマテワレカラ :
カブトクラゲの一種
標準和名: ?クラゲ (---目---科)
ぼや〜んとしか写ってませんが、ライトをあてると発光しているのがわかります。なかなかキレイですが、それを「らしく」撮るにはやはり「夜景モード」とかにせねばならんのかな(笑)。
ワタリガニsp
標準和名: ワタリガニsp (十脚目ワタリガニ科)
抜け殻と一緒に記念撮影、カニさんもやや緊張気味の表情?もちろんヤラセです、スンマセン。
ワタリガニsp : この画像だけです
マナマコ
標準和名: マナマコ (楯手目マナマコ科)
ナマコは全くわかりませんが、なんとなく「お、これは食えるヤツだ!そうにちがいない!」と思って、あとで確かめるためだけに写真を撮りました。ホントただそれだけです。ちなみに私はナマコの酢の物とか好きではありませんし。
マナマコ :
とにかくエンガワが...
標準和名: セイテンビラメ (カレイ目ダルマガレイ科)
エンガワは好きです。すしネタの中で一番です(キッパリ)。
セイテンビラメ :
ミナミウシノシタ
標準和名: ミナミウシノシタ yg (カレイ目ササウシノシタ科)
未記載種?ちょっとキレイなウシノシタ。お子様だからかな?しかし、こんな目立つ色で身の安全は大丈夫なんだろうか?(後でわかったがこのコ、猛毒魚なのだ!だから余裕なのか?!)
ミナミウシノシタ :
老成してサボテン化?
標準和名: ハブタエノリ (イギス目コノハノリ科)
ん?ん?と思ったので「ガイドやぎ氏」に聞いたら「ついに海藻ですか?」と。いえ、そんなつもりは...(笑)。
ハブタエノリ : この画像だけです
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