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観察写真帖 赤沢ビーチ('04/12)
camera: OLYMPUS C-770, FL-20ストロボ,LX-25ビデオライト(一部), CL-330(一部), PCU-01(一部)
高山植物風
標準和名: ドングリガヤ (軟クラゲ目ハネガヤ科)
刺胞動物マニアの私にはそれだけでたまらないネタですが、最近は写真を撮るのも楽しくなってきました。必ずいい構図やポーズを提供してくれるのですね。これには理屈もあって、この類の生き物が流れてくるプランクトンを捕食しているからです。「潮通しのよい場所=絵になる地形」「捕食=基本的に流れに垂直に位置し、触手が複雑な動きをする」なのです。潮通しのよさを出したくて、あおって中層の青を入れるのが最近のお気に入りなのですが、このカットはバックの岩が入って、まさにがけっぷちに咲く高山植物を撮るときの、私の持ち構図になったのでした。
ドングリガヤ :
パフェ風?
標準和名: ドングリガヤ (軟クラゲ目ハネガヤ科)
これは角度をやや変えて、ホヤやカイメンなんかも入れて、しかも水面の光を入れましたが、これを撮っていたときの体勢を思い出すと(^^;ま、それはさておき、これも高山植物の時に使う持ち構図であったはずなのですが、カラフルなホヤなんか入れてみたので、「前衛華道」あるいは「◎○パフェ」のようなカンジではないですか?カジメの茎も効いてます。でもホヤの入ったパフェは非常にイヤですね、しかも食ったらカヤに刺されますし(笑)。
ドングリガヤ :
この動きは静止画の勝ち?
標準和名: ドングリガヤ (軟クラゲ目ハネガヤ科)
刺胞動物の怪しさをマクロで表現しても面白いですね。実際肉眼では見えないものなので、写真頼みですが、こうして見ると、触手の”怪しい動き”がかえって動画より表現されている気がします。ホント刺胞動物は飽きません。特にハネガヤの仲間はフォルムも美しいし、好きですね〜。でも、この仲間は刺されると独特のイヤラシい痛みがあります。
ドングリガヤ :
いっぱい食って大きくなった?
標準和名: クロガヤ (軟クラゲ目ハネガヤ科)
川奈には少ないクロガヤですが、赤沢には多いです。シロガヤではこれが逆になるのが面白いですね。嬉しくてこれまたたくさん撮ってしまいました。わりと節操ないカンジで潮通しが多少あればどこでもいる、という状況でしたが、これがいちばん潮通しがよかろうという場所のヤツラです。こころなしか群体がおおぶりに思えましたが、やはりいいものをいっぱい食ってるからなんじゃないのかな〜?クロガヤはウミウシとかよくついてるので、刺胞動物好きでなくともお馴染みで、ウレシイ奴だと思われてるんじゃないかな?ただ、もちろんキツーく刺しますよ、注意。
クロガヤ :
ひっそりとしあわせ生活
標準和名: ?ヤギ (---目---科)
赤沢ビーチの奥のほうに、大きな岩が累々と転がってる(?)所がありますが、そのすき間にきれいなヤギ類がいくつかいました。すき間なのに潮通しがいいのでしょう。彼らにとってはラッキーですね。このようにどの個体もポリプ全開でした。
マツカサウオ
標準和名: マツカサウオ yg (スズキ目マツカサウオ科)
ガイドやぎ氏が発見、川奈でも何回か見てますが、この種は彼のお気に入りのようで、今回もヨロコンでおりました。まだキレイでキュートなお子ですね。いっつも書いてる気がしますが、成魚はグロ助になります。いかにもいるぞ〜!ってな岩の横溝にいました。一目散には逃げませんが、思わせぶり的にだんだんと手の届かないところに行ってしまう...といった別れ(?)が多いんですが、それは鼻息も荒く焦って寄るからでしょうね。今回はずいぶんのんびりと付き合ったので、これだけ寄らせてくれました。男はなかなかそれをガマンできないのよね〜(笑)。
マツカサウオ :
やっぱり
標準和名: ニジギンポ (スズキ目イソギンポ科)
以前川奈で「白茶ツートンバージョン」のニジギンポらしきお子を見つけて、その後何になるか楽しみにしていたら二度と会えませんでしたが、これでスッキリ!このコはまさにあのときのコの、”次のステージ”だと想像できるのですが、いまはどっから見てもニジギンポです。つまり、正解だったということ。こういった発見というのも面白いもんです。
ニジギンポ :
15件超えました
コケギンポ
標準和名: コケギンポ (スズキ目コケギンポ科)
渋い色味ですね。このコも含めたイロイロな種を総合的に考えてみると、この一帯はかなり潮通しがよいということがわかります。海の青さもそれを物語っていますね。
コケギンポ :
15件超えました
ツノモエビsp
標準和名: ツノモエビsp (十脚目モエビ科)
「ツノモエビsp」と呼ばれる(呼ぶしかない)種は範囲が広すぎるので、ちょっと困りもの。この子達はロープをひっくり返したりするとよくいますね。川奈でも見ています。しっかとこちらを見ているお目メがイイ感じです。
ツノモエビsp :
ツノモエビsp
標準和名: ツノモエビsp (十脚目モエビ科)
この種はお尻の柄と色に大きな特徴があります。形はなんとなくクリーナーぽいのですが(単なる主観です)、たぶんクリーナーではないでしょう。だってロープのウラとかに完全に隠れちゃってるので、客が入ってこれません。
ツノモエビsp :
隠れクリーナー
標準和名: イソギンチャクエビ (十脚目テナガエビ科)
標準和名: サンゴイソギンチャク (イソギンチャク目ハタゴイソギンチャク科)
いわゆる普通種ですが、キレイなものはキレイなのだ、の種ですね。こんな所にいるのでクリーニングはしないのでしょうが、ホントはクリーナーなのでは?!と私は以前からずっと睨んでいるのです。なぜかというとまずハサミの形状。この形からすると、やれば上手なのでは?少なくとも一応、クリーナーであるオトヒメエビよりは器用そうです。そして何よりも尻尾の色と模様を見てください。これこそクリーナーの目印模様以外のなんでありましょうか?!そうです、「黒&黄」はクリーナーマークなのです。「ホンソメワケベラ」「ノコギリヨウジ」「ゴンズイ」等々各界のクリーナーたちみんなこれです。「実は代々腕のいいクリーナーだったが、とある事件があって、その技術を封印している...そうなんだろ?銀さん!」「いえ、あっしはただのエビでさあ...」ともあれ、いつの日かこの種のクリーニングシーンを確認したいっ!
イソギンチャクエビ :
サンゴイソギンチャク :
15件超えました
小さすぎ
標準和名: ?ウミウシ 幼体 (裸鰓目イロウミウシ科)
ウミコチョウかとも思いましたが...違いますね。この大きさではもはやなんだかわかろうはずがないのでした。ミツイラメリぽい気もしますが、残念!
与那国(ウソ)
標準和名:
でも、なかなかいいじゃな〜い。
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