こらまた小さーっ！しかも、なんか「生まれたて」ってカンジ。皮膚感（ウロコ感？）やお子様っぽい色味、あとなんといってもスケスケの胸ビレにドキドキしてしまいます。このお子は「ガイドやぎ氏」の隠しネタ。う〜む、私の趣味を見切っているなあ。ビデオライト光線でヘンな迫力のある写真になったのはいいのだけど、熱かったかも、ごめんね、ごめんね。今回の小っちゃさNo1のお子でした。

このお子も成長見届けシリーズの一員。前回、三個体いたのですがみんな健在。砂地のど真ん中にいるので心配になります、若、よくご無事で！まだまだドチビですが、今回は私には珍しく局部アップで観察させてもらいました。エスカもちゃんとしてます、目はサファイアみたいですね。これが大きくなるとルンペン（死語）のようになろうとは（涙）。

じーっと見ていると、お手手のようなヒレを動かすこともなく「ぴゅ」「...」「ぴゅ」と移動します。これは水を採り入れてジェット噴射のようにしているのだそうです。正面から見るとコレくらいが標準なのですが、いざというときはもっと膨らむということなのか？膨らむサカナとしてはハリセンボンなどのフグ系、ナヌカザメなんてのがいますね。

これは自分的になんだかとても「らしい」写真なのです。ここが川奈特有のアマモ場だというのがポイントで、写真的に云々というのではなくて、この緑カブリが、実際に見てきた本人にとってのいいカンジだったりするのです。このおサカナは様々なシチュエーションで絵になってしまう不思議なヤツです。

ホバリング、というのはおサカナの中でも高等技術だと思うのだが、こやつらカワハギにはお手のもの。だから釣るのが難しいのです。なんか、こういったポーズでじーっと見つめられると、照れてしまうのだった。

「逃げも隠れもしない」というのも水中生物にあるまじきポリシーのような気がしなくもない。そういうテのやつらはたいがい毒持ち、武器持ちだったりするのだが...この種はただひたすら「いいヤツ」なのだ、きっと。こういった風貌のヤツらには多い気がするなあ。

普通種といえばそうなんだろうけど、といってやたらと見るわけでもない気がする。要するに、割と多いんだけど目に入りにくいとか、見ないような所にいる、ということなのかも。ヨイ名前を冠していますが、清楚なイメージということかな？

どうしても「闘いてぇ〜」という吹き出しをつけたくなってしまう（笑）