top
観察写真帖 川奈ビーチ('05/02)
camera: OLYMPUS C-770, FL-20ストロボ,LX-25ビデオライト(一部), CL-330(一部), PCU-01(一部)



いきなり
いきなり
標準和名: アンコウ (アンコウ目アンコウ科)


最奥ハゼ地帯へ向かう途中、ガイド「トラちゃん」のネタ発見鈴が120%の勢いで鳴った!こんな中層でナニゴト?!いやいや、下でしたか!びっくりしましたよ〜、もちろん初出会いです。ゆっくり深度をとって近づくが、はたして寄ったら逃げちゃうもんなのか、どーなのか全然わからないので、慎重に、慎重に...まあ結局、目の動き以外微動だにしませんでしたが。口でも開けてくれたらいいのにぃ、なんて余裕も出てくるほど、じっくり観察・撮影できました。しかし、こういった初出会いモノはこの??な駆け引きが緊張感あって面白いともいえますね。さて、こやつは水中ではキアンコウかも、でも、はっきりした見分け方予習してないよー状態だったのですが。ま、どっちにしても嬉しかったのでま、いいかと。で、陸に上がって図鑑など見ると、それらの細かいポイントが写真ではイマイチわからない。しかし結局、川奈日和御大やぎ大先生が後に詳しく解説してくれまして、本種に決定しました。かなり要約すると「ま、しっぽがてぇして長くないらぁ」てことではないかと(別にやぎさんは伊東弁ではないですが)。

アンコウ : この画像だけです

機嫌イマイチ
機嫌イマイチ
標準和名: ミジンベニハゼ (スズキ目ハゼ科)
※ ペア


「寄れるミジン」という前評判だったが行ってみると、明らかに「不機嫌」。寄ってもいないのに落ち着きなく、威嚇のようなポーズさえとります。片割れ(♂か♀かわからない)はほとんどでてきやしません。「身重の妻を守ってダンナが外的を追っ払ってる」という考えが浮かぶかもしれませんが、以前に全く逆の「あろうことか身重の妻が外で動き回って外的の注意をそらし、ダンナがなかでのんべんだらり」というパターンのミジンペアを見ているので、なんともいえません。仕方ないので一発必中を狙って持久戦。全部で3カットしか切らせてもらえない厳しさでした。珍しく緑に輝く目にならなかったが、ストロボの具合なのか、もしかすると生理的なものだったりして...そうだとするとかなり面白い。

ミジンベニハゼ : 川奈ビーチ('04/08) 川奈ビーチ【アイドル系】('04/07) 川奈ビーチ【アイドル系】('04/07) 川奈ビーチ【アイドル系】('04/07) 川奈ビーチ('04/03)

隠れられんぢゃないかか
隠れられんぢゃないかか
標準和名: イソバナカクレエビ (十脚目テナガエビ科)
標準和名: イソバナ (ヤギ目イソバナ科)


ポリプが全然開いていないので、全く隠れられていませんが、何か?(笑)。このエビちゃんはもともとこの一本の私的目玉ネタだったのですが(アンコウ出ちゃってかすんだけど)実はこの1本のブリーフィングは。私:「イソバナ、ポリプ開いてるかな」トラちゃん:「あ、もうスカスカのイソバナが」これだけですから〜!さて、この状態でこのホストのイソバナについている意味がどれだけあるのか?仮にも「カクレ」ってついてるんだしね。ちょっとは考えなさいね、危ないからね。なんて思いつつヒジョーに観察・撮影にはフレンドリー。しかし!油断がありました。最初もっと寄りすぎて何枚も撮っていたのだった。中心部しか見えてなかったのですね、ヘンな形だと思った(爆)。

イソバナカクレエビ : 川奈ビーチ('07/05) 川奈ビーチ('07/05) 川奈ビーチ('05/02)【刺さない】 富戸('03/11)
イソバナ : 川奈ビーチ('07/05) 川奈ビーチ('07/05) 川奈ビーチ('06/11) 川奈ビーチ('05/02)【刺さない】 川奈ビーチ('05/02)【刺さない】 川奈ビーチ('05/02)【刺さない】 川奈ビーチ('04/11) 川奈ビーチ('04/08) 川奈ビーチ('04/06) 川奈ビーチ('04/05) 川奈ビーチ('04/04) 真崎('04/02) 富戸('03/11) 富戸('03/11) 秋の浜('03/11) 15件超えました

幼魚はさすが
幼魚はさすが
標準和名: タカノハダイ yg (スズキ目タカノハダイ科)


通称タカッパ。ミギマキとならんで伊豆ではダイバーにもっとも見向きされないおサカナトップ10にはいるであろう種。なぜなのかはよくわからないが私もそうであるからやはりなぜかそうなのだ(わかりにくい?)。しかしさすがに幼魚はかわいいし、”レア”とはいかないまでも、十分な観察対象になる。成魚との模様の違いを比べるとどうやってああなっていくのか興味深い。あと実はこの1ステージ前の幼魚をとても見たいのだ。タカノハダイは成魚でも行動も面白いし、図鑑には「磯臭くてマズイ」とあるけど、実は漁師鍋なんかにはいっていることもある。なんか不当な扱いを受けている気がする。それにミギマキほどグロくないし(あ、言っちゃった^^;)

タカノハダイ : 川奈ビーチ('07/05) 川奈ビーチ('07/04)

コブヌメリ
標準和名: コブヌメリ (スズキ目ネズッポ科)


まあ、よくいるんです。”いつものトコロ”に。なんかほっとします。

コブヌメリ : 川奈ビーチ('04/08) 川奈ビーチ【定番】('04/07) 川奈ビーチ('04/04)

フクロノリ
標準和名: フクロノリ (カヤモノリ目カヤモノリ科)


いまの時期、すご〜く多いです。あの滑らか感を伝えられないかなっ?!さて、実はフクロノリだと思ってましたが、図鑑で見ると、ネバリモかも〜と思えてきました。しかし、図鑑でも「そっくりなのでツブシてみなきゃわからんよー」とある。いや〜ツブサなかったからわからんです(^^;ツブシてみて粘ればネバリモ、フクロノリは裂けるように破れるとのことです。いや〜、そんなオソロシイことできませんて...だから、まだよくわからないです。ところで、これ食べ方工夫すれば食感的に絶対ヒットすると思ってるんですが、ダメ?

フクロノリ : 川奈ビーチ('07/03)

群れの意思
群れの意思
標準和名: オオモンハタ (スズキ目ハタ科)
標準和名: クロホシイシモチ yg (スズキ目テンジクダイ科)
標準和名: ?ヤギ (---目---科)


オオモンハタがときおり群れにアタックをかけます。大型のハタが小型魚の群れにアタックするのはよく見られます。沖縄などではユカタハタやアカハタがスカステンジクダイに対してだったり、地域で取り合わせは違いますが、ハタはそういう食生活(ていうのか?)なのでしょう。しかし、ちょっと待ってよ!なんで、群れのほうはそんな危険にさらされていながらそこを離れないのか!これは凄いことです。「ここが好きなんだもんね〜、オレタチたくさんいるからちょっとくらい食われちゃってもいいんだもんね〜」なのでしょうか?!でも、たぶんそうなんです、これは人間のわれわれにとっては衝撃です。「個」ではなく「種」として群れに統一意思があるこういった行動はヒッジョーに興味深いです。さて、この付近には大小多くのヤギがありますが、これらもそういったドラマに欠かせない配役となっているはずです。それを考えるとこの一枚の絵を見ていて私は飽きることはありません。

オオモンハタ : 川奈ビーチ('05/02)
クロホシイシモチ : 川奈ビーチ('07/04) 川奈ビーチ('06/12)【ワイド風】 川奈ビーチ('06/12)【ワイド風】 川奈ビーチ('06/12)【ワイド風】 川奈ビーチ('06/08)【幼魚】 川奈ビーチ('05/02) 川奈ビーチ('05/01) 川奈ビーチ('05/01) 川奈ビーチ('04/11) 川奈ビーチ('04/11) 川奈ビーチ('04/09) 川奈ビーチ【旬モノ】('04/07) 川奈ビーチ('04/05)


おばけタイヤの住人たち
おばけタイヤの住人たち
標準和名: オオモンハタ (スズキ目ハタ科)
標準和名: クロホシイシモチ (スズキ目テンジクダイ科)
標準和名: コスジイシモチ (スズキ目テンジクダイ科)
標準和名: ?ヤギ (---目---科)


これもオオモンハタが群れへのアタックのタイミングをうかがっているところです。こちらは周辺環境をよく見てみましょう。バックの黒い大きな塊は通称「おばけタイヤ」、タイヤです。その周りに大小色とりどりのヤギ・ウミサボテンなどの刺胞動物類がたくさん。水底すれすれにはオオスジイシモチの幼魚、中層にはクロホシイシモチの幼魚、そして主のようなオオモンハタ、写真には見えていませんが手前の赤いところの下にはウツボがいます(撮ってる私の真下、コイツ邪魔だなあ〜、という目で私を見てる)。おそらくヤギ類にはいろいろ小型甲殻類がついていますし、タイヤの裏側には小さなゴンズイの群れがいます。砂地は泥っぽい砂で、栄養塩類が豊富だと思われます。これらみんながつながっているのです。自然てすごいとただただ感動してしまいます。

オオモンハタ : 川奈ビーチ('05/02)
クロホシイシモチ : 川奈ビーチ('07/04) 川奈ビーチ('06/12)【ワイド風】 川奈ビーチ('06/12)【ワイド風】 川奈ビーチ('06/12)【ワイド風】 川奈ビーチ('06/08)【幼魚】 川奈ビーチ('05/02) 川奈ビーチ('05/01) 川奈ビーチ('05/01) 川奈ビーチ('04/11) 川奈ビーチ('04/11) 川奈ビーチ('04/09) 川奈ビーチ【旬モノ】('04/07) 川奈ビーチ('04/05)
コスジイシモチ : この画像だけです





top


Copyright (C) 2003- by   Shimakero