この腰つき、ふっ、と立ち止まったようでなんともいえません（笑）。ポリプの花咲く美しいヤギ類。「花を愛でるココロ」なーんて言っては擬人化もはなはだしいのですが、そんなことを考えるのはとても楽しいものです。でも、ふっとヤギ類に目を奪われたのは確かかもしれません。まだ若い（しかもこのコ美しいですね！）このコは安住できる地を常に求めているはず。「あ、いい感じのヤギだな〜、住んじゃおうかな〜、こっち側には緑の芝生の庭もあるし（笑）」と思ってしまった可能性は大（中にしとくか...）ですよ。でも、私もホントいい物件だと思いますよ〜（笑）。

ふっ、と立ち止まって、しばらくするとついにどっしり着底してしまったこのコ。マジで見とれている様子です。やはりポリプの花を咲かせたヤギ類の美しさに感動してるのでしょうか？！はたまた「いい物件だ〜」と安穏な将来を夢見て、ただただ呆けているのでしょうか？！目がうるうるしてます。まあとにかく、なぜかこの構図に自分が引き込まれていく気がしました。とても気に入ったカットです。オハグロベラのこのくらいのステージもあまり見ないし、こんなにキレイなのは個体の特徴でもあるのではないでしょうか。ちょっと惚れちゃったな♪

このコムチカラマツのかなり根元付近にいました。もう少し上にいればあおってカッコよく撮れるんだけどな、ぶつぶつ...なんて考えながらドアップ方面に行ってしまいました、それが全ての敗因。まさか懐かしのドリフのギャグ「志村ぁ〜、後ろ、後ろぉー！」状態だったとは！（続く）

陸で画像を見るまで全く気づかなかったのです。ガラスハゼの眼とクチに気をとられて...これはカメラを持って入ってるときの”隙”ですね。いろいろな意味での状況把握のため、最初の一枚は引き気味で撮ることにしているのですが、これにかろうじて入っていただけです、このビシャモンエビちゃん！！ガラスハゼのカオのドアップ撮ってる場合じゃないのは明らか...。まさに「後ろ、後ろぉー！」なのでした、トホホ。同じムチカラマツについていることはあっても、こんなに近いのなんて、スーパーツーショットじゃないですか（もちろんヤラセはありません）！まあ、こうして証拠が残ったことでよしとしなくてはならないですかね。しかし、おたがいうざったくないのでしょうか。

ビシャンモンエビにゼンゼン気づいていない証拠のカットです（だからどうということはないですが...）。

アミメハギのygは刺胞動物類に依存しているので、こういった図はわりとよく見られますし、いい感じの観察・撮影が出来ます。でも実はこれ元々トサカのほうだけを観察していたんです。そしたらこのコが入ってきて「ちょっとちょっと何してんのよぉ〜、こっちでしょ、コッチ！」というもので（笑）。この場所はお気に入りの刺胞動物類豊富エリアで、さまざまな共生関係が見られます。

背中が奇形っぽいですね。通常の形でさえ泳ぐのは苦手そうなのに、ますますきつそう。それでもこのカイメンの上に乗っかってるというのは見上げたもんです、ちょっと目立ちすぎてるけど、がんばれ。

ホントに頭が下がるほど、さまざまなシチュエーションでさまざまなポーズを提供してくれるこの種。これなんて写真構図の本とか読んでじゃないの〜？みたいな位置にいましたよ？こうして海藻の茎についているというのはなんか意味があるかというと、大して意味はないのだと思います。あるとすれば「モデル根性」？（笑）どフツー種なのであまり見向きされませんが、ホントにフシギなおサカナなのです。