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観察写真帖 IOP('04/01)
camera: SANYO MZ2 + EHS-200Z, 内蔵ストロボ(主に EV+1.5補正)
特にナニがどうした、という情報もなく、よって特に狙いもなく、ただなんとなくやってきた今回のIOP。問題カメラMZ2最後の審判、というのが名目のようになってしまった。東京は朝、雪だったらしいが、IOPは午後から気持ちのよい青空で、ぽかぽか陽気。快適である。フォーカスライトのカブリもあるのだが、MZ2特有のナゾの発色のため全体的に写真が赤っぽく感じる。冬だからいいか。
ボウシュウボラ
標準和名: ボウシュウボラ (中腹足目フジツガイ科)
※ 産卵
ホラ貝の産卵です。沖縄などにいるTheホラガイはオニヒトデの天敵で、たぶんこのボウシュウボラもその素質はあると思う。ぜひがんばってHしまくって産卵しまくって頂きたいのだが、ここは伊豆なのでオニヒトデどころかオニヒトデにやられるサンゴも無いのであった。しかし、まあ、とにかくがんばって頂きたい。
ボウシュウボラ :
オオガラスハゼ
標準和名: オオガラスハゼ (スズキ目ハゼ科)
今回はヘボカメラMZ2を持ってきたので、動く被写体は難しい。それで動かないイソギンチャクやらホヤなどを撮っていたらかなり面白くないのであった。そこへ救世主登場だ。おお、友よ!...ん?ところで、なんかヘンだ。???おおそうか、わかった!ムチヤギについていないじゃないかキミ!?ガラスハゼではないのかなあ?柄はよ〜く見慣れたガラスハゼそのものだし、で、顔が長いからオオガラス、これじゃダメっすか、ひえ〜!?ガラスハゼはムチヤギ類から離れないというし、ウミタケハゼぽくないし。ん〜??
オオガラスハゼ : この画像だけです
クロフチススキベラ
標準和名: クロフチススキベラ yg (スズキ目ベラ科)
死滅回遊の定番ちゃんですね。この時期にこんな小さい体でがんばっています。この種は伊豆では女子高生レベルくらいまでいってる例を聞きます。「女子高生」とかいうイメージが沸いてしまったので、つい、この冬中ずっと見守りたい気がしてしまいましたが、私が寒さに負けて通うことができないに違いありません。とにかくがんばれ!オトナになったキミ達には興味はなくなってるだろうけど。
クロフチススキベラ : この画像だけです
テンクロスジギンポ
標準和名: テンクロスジギンポ (スズキ目イソギンポ科)
定番の浅場の友ですが、いままで写真撮っていないのに気づいて撮ってみました。しかし、RR30では楽勝でもMZ2ではピントが合いません。今度ちゃんと撮るからまたいてね。
テンクロスジギンポ :
ミゾレボヤ
標準和名: ミゾレボヤ (マメボヤ目マンジュウボヤ科)
私はホヤは食えないのですが、これだったらなんだかいけそうです。ただし、味はデザート系にしてください。磯臭いのはもってのほかです。それはいいとして、創作料理人とかパティシエとかダイビングやるといいのでは...といっつも思いますね。発想の限界を超えた美味そうに見えるモノがその辺に当たり前に生きてますからね。
ミゾレボヤ : この画像だけです
ヒメハナギンチャク
標準和名: ヒメハナギンチャク (ハナギンチャク目ハナギンチャク科)
ネタがないのでイソギンチャクの写真まで撮っているのか、と指摘してはいけません。挙げ句の果てにストロボがケラレて失敗しています...やはり生物写真には愛がなくてはいけませんね。
ヒメハナギンチャク :
イソカサゴ
標準和名: イソカサゴ (カサゴ目フサカサゴ科)
困ったときのイソカサゴ様です。動きませんからね。いつものべ〜っとしていますが、これでいて肉食なのだと思います。非常に信じ難いです。え、あの温厚そうなヒトがまさかそんな...なんて世間ではよくある話ですが。
イソカサゴ :
キンギョハナダイ
標準和名: キンギョハナダイ (スズキ目ハタ科)
ネタがないのでキンギョハナダイにまで手を出します。しかもワイドではなく、さらに♀。普通種を馬鹿にしてはイカン!とは思うのだが、やはり特に何も見いだせないのであった。でもチビはやはりかわいいですね
キンギョハナダイ :
キンセンイシモチ
標準和名: キンセンイシモチ (スズキ目テンジクダイ科)
キンセンイシモチ :
定番、穴の中の群れ
標準和名: スズメダイ (スズキ目スズメダイ科)
内蔵ストロボの強さくらいしか誇るところのないMZ2なので本領発揮させてやった。伊豆(に限らないか...)ダイバーの原風景ともいえるであろう、「THE穴の中」だ!ここに珍しいモノがいてはイケナイ。「なあ〜んだ、やっぱなんもいないやぁ(苦笑)」でなくてはならない。スズメダイはうじゃうじゃいるのに「なんもいない」となるのであるね。
スズメダイ :
うおーす、いっちょたのむぜ
標準和名: ウツボ (ウナギ目ウツボ科)
標準和名: オトヒメエビ (十脚目オトヒメエビ科)
クリーニングステーションですね。ウツボの目がまさしく常連のそれになっています。ええ、私にはわかります。画像では見にくいですが、ここの経営者はオトヒメエビ夫婦ですね。華麗な技はないけど実直な性格に惹かれる常連達に愛され続け、店を始めてはや30年といった所でしょうか。「最近では昔の常連さんのお孫さんも来るようになって...ええ、このウツボさんもそうなんですよぉ」なんて感じです。
ウツボ :
オトヒメエビ :
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