梅雨明けというのは色々パターンはありますが主なものは天気図から前線が消えている、あるいは北に上がっていて、帰ってくる(南下する)見込みがないという状態などです(上図、ただし梅雨明け前にも一時的にこのような形になることがある。)。 おそらく7月の海の日前後の連休あるいはその翌週末に泊りがけで山に行かれる方は多いと思います。その辺にポイントを絞りましょうか。まず、晴れる原因は図の太平洋高気圧です。ただ、西への張り出し方が弱いと、却って湿った空気を送り込むばかりで天気は悪くなります。また、この高気圧にがっちり覆われて天気がいいほど雷雨の可能性は高くなります。これが大きなポイントです。さて、周辺にも注意してみましょう。夏でも低気圧はやってきます。こいつがやってきたらやはり天気は悪くなります。そんなとき当然高気圧は東に引き下がっているはずです。また、オホーツク海に高気圧があると、東北から関東の太平洋側に低い雲ができます。ただ、中部山岳地帯には影響がありません。また、高気圧の勢力が強い場合は図のように台風がやってきても高気圧にはばまれて、その縁を移動していきます。
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