*今年は全般的に紅葉は良くないようです。もう紅葉せずに枯れてしまったところもあるようです。 千畳敷カールはロープウェーのおかげでサンダル履きの観光客も行けるため、いつも込んでいる。紅葉の時期などは特にごった返す。木曽駒ヶ岳、宝剣岳、濃が池と良いポイントがあり、植物も豊富なのだが、やはりあのヒトの多さには辟易させられ、登山者には近寄りがたいかもしれない。しかし、今年(1998年)は何とロープウェーが運休中(11月まで)!千畳敷は空いている。これを見逃す手はない。ただし、他の山域に比べて登り口の標高が低いので、キツイですよ。 ルートはいくつも考えられる。千畳敷まで行けば木曽駒は1時間程だが、時間があるヒトは空木岳も組み合わせたらいい。自分は興味ないが、木曽駒、空木は日本百名山である。ロープウェーを使わずに登ればそれなりの価値があるのではないか。 さて、どのルートをとるにしても、上で一泊となると思う。千畳敷から登ってきたなら翌日は木曽駒方面に足を伸ばし、濃が池に行ってみたい。ひっそりとしていてとても良い場所である。 奥又白は小説の舞台にもなった知る人ぞ知る穂高の穴場である。人がどっと押し寄せても困るので(そんなことないか)、あまり宣伝はしないが、人でごった返す涸沢と北尾根をはさんで隣り合うここは涸沢に負けない、いやそれ以上の景観を持った場所だ。今月は奥又白の秋の写真を紹介している。 |